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高齢運転者の免許更新制度のケース・スタディー アメリカの場合

2010/01/20

アメリカやカナダでは交通法規は州法であり、ヨーロッパで見られるように実際に施行されている法律の違いによる事故防止の効果をデータ分析から実証することができる。

Elderly licensure laws and motor vehicle fatalities. のアブストラクトを読んで更にその要点を短縮し纏めてみた。

この論文では、高齢者の免許更新に際し、自己申告だけの州と、規制の厳格な州、たとえば、視力テスト、路上テスト、更新期間中の事故回数などの規制の強さのほかに、高齢者の免許保持者数の州による違いなどを考慮して、死亡事故について1990年から2000までの遡及データ分析を、年齢区分65-74歳、75-84歳、85歳以上の4000人余りのケースについて、および、対象として25-64歳の壮年グループの比較分析を行った。

疫学研究で行う症例対象研究の指標”incident rate tatio [RR]”の結果、ただ一つ云える結果は、自己申告グループの死亡率が確かに低いことが分かった([RR]0.83,95%信頼区間0.72-0.96)。

「後期高齢者」と「超高齢者?」の違いは見られなかった。結論として、この二者の事故死亡率の低さに、厳しい免許更新制度が役立っているとは見られなかった。

Elderly licensure laws and motor vehicle fatalities.  JAMA.2004 Jun 16 ; 291(23):2840-6.

Grabowski DC , Campbell CM , Morrisey MA

Lister Hill Center for Health Policy, School of Public Health, University of Alabama, Birmingham, USA. grabowsk@uab.edu

http://www.atgcchecker.com/pubmed/15199034

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