コンテンツへスキップ

警察庁への年賀状2010

2010/01/05

謹賀新年

今年こそは高齢者の安全交通の確保に、根拠のない思い込みを廃し、検証可能な科学的な証拠に基づく実効ある交通行政を望みます。

日本のIATSS、ヨーロッパOECD,アメリカNHTSA等、国際的などのデータベースを分析しても、あるいは、国際的に流通している各国政府系の研究機関の研究報告や大学の研究論文を見ても、高齢者層の自動車運転が他の年齢層に比べて社会の交通災害に重大な関与をしている証拠は見られません、高齢運転者層が他の交通利用者に与える傷害は統計的には最も少ないとの分析結果もあるほどです。この現実を承服できないと感じている人は、高齢者の運転実態を知らないで、壮年の運転者と同じ条件の非現実的な思い込で考えているからです。退職した高齢者は年間走行距離が少なく、道路条件を選び、悪天候は避け、昼間運転に限る等の余裕があり、スピードも控えめ、特に欧米では飲酒運転が極端に少ないこと等の特徴が安全を保持しているのです。

統計の結果は、高齢者の最も安全な交通方法は自動車運転であり、一般道路の歩行や自転車交通は最も死傷率が大きい交通方法であることを示しています。推奨されている公共交通機関そのものは安全ですがこれを利用するためには歩行を伴うので総合的には安全とはいえません。その上、高齢者の医学的な機能障害の始まりとして歩行困難を伴うこともはっきりしています。

質の良い生活には交通は欠かせないもので、年齢だけで道路から追い出そうとする政策は高齢者の独立性と尊厳を損なうものであり、先進国の社会政策としてありえないことであることに十分留意してください。

高齢人口が20%にもなったということを交通障害ととらえることは間違いです。社会資本はわれわれ皆のものであり、何十年もかけて構築してきたものです。高齢者に適応しない交通法規や信号様式、道路標識などのインフラを改善することこそ先進国がなすべきことと思います。

最後に、交通安全に特化した私のブログ http://spaceglow.at.webry.info/ を見ていただければ幸いです。

この文章は e-Gov 国家公安委員会・警察庁へ送りました ID0000226947  1/5/2010

No comments yet

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください