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85th Percentile Speed 警察庁もやっと現行の法定速度設定の不合理を放置し続けられないと思い始めたようだ。

2009/10/05

道路を運転していて最も不合理と思うことがスピード制限の設定値と、大部分のドライバーの実勢速度の乖離である。このことは普通の運転者ならば誰でも体験しているが、取り締まり当局はこれを修正しようとしない。警察庁はデータを持っているはずだが意図して知らないこととしているように見える。

以下に示す報告書が、調査研究検討委員会の名前で発表された。

平成20年度 規制速度決定の在り方に関する調査研究」 報告書、 平成21年3月(3/2009).  http://61.117.156.245/koutsuu/kisei39/kisei20090402-3.pdf

ただし、この報告書のPDFファイルにはに発行責任組織の明確な記入のない欠陥文書だが警察庁の文書のようだ。

85パーセンタイル速度とは、晴天で前に遅い車がない条件で、運転者が自分の判断で走行するスピードの速度分布を取ったとき、その85%のドライバーが走行する速度の上限値のことである。この速度は平均実勢速度よりさらに速くなる。

85th Percentile Speed:  http://en.wikipedia.org/wiki/Speed_limit#85th_percentile_rule

アメリカのメリーランド州や、カナダの町では、実勢とかけ離れた制限速度をこの85th Percentile Speed を制限速度に設定しようとする検討が進められている。

日本の場合、速度制限は道路の管理規格で決められているようにみえる。地方では道路に歩道や信号が完備され、その上歩行者や自転車は殆ど通っていないところが多い。しかも片側3車線の道路でも最高速度60km/hと一律に決められている。これは社会的な不当行為ではないだろうか。

① 実勢速度が、法定速度の10~20km/h上である現状では、大部分のドライバーにとって法定速度は運転に必要な情報にはなっていない。

② 法定速度との乖離を認める行政は、社会倫理に反するばかりか、速度違反を奨励すことにもなる。

③ 職業や生活手段として車を利用している運転者の大部分を犯罪者にすることにどんな合理性があるか。

④ 少なくとも罰金の算出にはこの85パーセンタイルからの超過を基準にしたらどうか。それ以下は警告チケットにする。

⑤ 欧米では、郊外の完備された道路では対面交通区間でも法定速度は90~100km/h程度である。

その他、 取り締まり当局からは、日本人は運転マナーが悪いから法定速度を上げたらさらに高速危険運転が増えるという声が聞こえることは明らかだが。あなた方は自動車先進国の国々で自分で運転したことがあるであるでしょうか?(少なくとも1国当たり2000km以上)。私はアメリカ、ヨーロッパ、オセアニアなどで10万キロ以上運転経験があるが、日本人が特にマナーが悪いと実感したことはない、むしろ順法精神はある方と思う。グローバルな時代、現実離れした「おとぎ話」を作って勝手なキャンペーすることはやめにしよう。

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