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アメリカでのトヨタ車リコール 昔の体験が頭に浮かぶ

2009/10/01

アメリカ仕様でトヨタの高級クラスの車、燃料供給ペダルが戻らないのが原因と思われる死亡事故に伴い380万台リコールのニュース。

直接の事故原因については検証の余地はあるものの、エンジンを切ろうとする場合、従来のイグニションキー(スターターキー)をまわして切る代わりにボタンを3秒以上押し続けなければエンジンが切れない構造という。これが本当の事故原因ではなかろうか。

思い出すのは今から41年前アメリカで働いていたとき、バジニア大学シャーロットビルのキャンパスからニューヨーク・オーバニーのキャンパスに帰るのに、当時完成したばかりの州間高速I-81を選んだ、このハイウェイはアパラシアン山脈の中を通りバジニアからニューヨーク州まで北上する道路で、最初の区間は山岳道路のハイウェイだが、快適な双方向分離式高速道路で走っていて前後に車を見ないほど空いていた。

大学の古いバンを運転していたが、高速に入ってしばらくしてアクセルペダルを踏まなくても時速75マイル(120km/h)程度で走行することに気がついた、最初は山岳道路でもあり長い下り坂と思ったがいつまでも走り続けるので不審に思い、幸いオートマチック・トランスミッション車であったのでシフトレバーをニュートラルにしたところエンジンが高速回転に吹きあがった。それでガソリンの供給が止まらない故障と分かった。夕方でもありガソリンも必要になったのでサービスステーションで修理するため高速から出ることにした、ブレーキを踏んでも止まる保証はないので、出口のランプ付近でニュートラルにシフトしてイグニションキー(エンジンを電気的に切る)を切って惰行運転で出口付近の商店の駐車場に入れたことを思い出した。そこはアメリカでもっとも貧しい州に数えられるウェストバジニアの小さな村であった。予想通りキャブレーターをとりかえることになった。当時の車はガソリンを気化し空気と混合するする機械式の複雑な構造のもので故障の可能性は容易に予測できた。

現在のIC化された車は、もし故障すれば予測がつかない状態になることは容易に想像できる。どんな場合にも最優先で働く緊急エンジン停止キーと、エンジン停止後、暫らくの間パワステアリング、パワーブレーキの機能を保持する装置を装備すべきであろう。

バンーファンマウンテン

せっかく築き上げた日本車の安全性が認められている現在、残念な事件である。厳しい国際競争の時代、日本車は先駆けて上記のような安全装置を装備することを期待する。

                                      エンジンが停止できなかった車 バジニア大学ファンマウンテンの天体観測所アクセス道路にて

参考: 日本車の安全性を評価した論文を見つけた

http://space-glow.spaces.live.com/?_c11_BlogPart_BlogPart=blogview&_c=BlogPart&partqs=cat%3d%25e7%25a7%2591%25e5%25ad%25a6

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