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末は博士も大臣も

2009/09/14

「末は博士か大臣か」日本型のドリーム、このことわざには、博士と大臣は社会的に背反する称号という印象がないでもないが、鳩山博士は間もなくその両方を実現する。

日本では、人物を紹介する時、所属する集団の名前と階級を重視しそれを最初に付けるが、博士の学位には無関心、欧米ではPhDの学位を持つ人物にはDr.の称号を付け、Mr.やMs.とは呼ばない、鳩山氏や鳩山さんあるいは鳩山先生ではなく鳩山博士である。これは差別用語ではないかとの感覚も我々にはあるが、そうとも言えないのは、アメリカでは手紙の宛名は呼び捨ての場合が多い。これを見ても学位は日本的な敬称ではなく人物評価の一つの要素である。

日本ではPhDのような総合的な知的業績を対象にした学位がなく、それぞれの専門職を表す場合が多い(特に医学の場合は医学博士は別にあるが一般には医師免許保持者も同列のように思われている)。理学博士も文系の業績を上げた人を対象としていないのでPhDとは違う。

日本の社会的指導者層の教育程度を上げるためには、文系でも国際的に通用する学位基準を明確にし、文系の学位保持者も名誉博士的取り扱いではなく、職業的資格として評価する時期に来ているのではなかろうか。

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