人権に無頓着な権力体質と戸籍法
外国で、学問や芸術・文化または経済活動で活躍している日本の家族が多い現在、それぞれの国で生まれた子供の国籍問題で悩んでいる人は多い。今日の新聞にも2重国籍を認めない日本の国籍法で困っている人の記事を見た。一部の政治家は日本人としての誇りを失わないためだと云っているようだが、国土交通大臣を辞任した中川氏の「日本は単一民族だ」と云うのと同じレベルの低い思い込みだろう。
今から30年余り前、アメリカのニューヨーク州立大学で当時物理学の助教授であった日本人家族と懇意だったが、その友人は日本国籍を失いたくないのでアメリカ国籍を取らず、お嬢さん2人も日本国籍に登録しようとして非常に困惑したと聞いた。それは、御嬢さんの一人はアメリカではもっとも一般的な女性名Lisaであったが、当時日本の国籍法ではRisaとしか登録出来なかった、これでは、アメリカで受けた教育記録や、パスポート、自動車免許証など公的な身分はまったく別人になってしまう。この話を日本人に話すと、困りますねと同情してくれる人が多いが、東大出身で官庁から日本政府の経費で留学してきたキャリア官僚に話したら、そんなことかまいませんとの返事。呆れたと云っていました。中川氏も大蔵省キャリア出身と聞くと、人を人とも思わない権力志向の放言は彼の本音のような気がする。
ちなみに、Babylon辞書で Risaを見てみると ● Risa, the Spanish word for laughter. (大笑い?) そして スタートレックの仮想惑星名 ● Japanese name for women. これはいつ頃記載されたのだろう? ウィザ(Risa)と呼びかけられてリィサ(Lisa)さんはとっさに反応できるだろうか。入国管理官が日本語のRisaを知っていてRisaとLisaは同一人物と解釈してくれるだろうか?
前にも書いたが、最大の人権侵害は戸籍簿である。戸籍簿は、封建時代、日本でもヨーロッパでも、土地と農民が領主の私有財産であった時の財産目録の延長と思うが間違いだろうか。これは単なる私の作り話だろうか?
どなたか学者の方に歴史的に正しいお答えを頂けたらと思っています。