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中央省庁官僚の根性を変えるには

2008/09/22

各省庁の縦割り行政を解体して横に串刺しにすると意見表明をした自民党の総裁候補者の当選見込みはなさそうだ。

各省庁から出てきたいろいろな不祥事を見てみると、確かに共通して見えてくるのは、各省庁とそれの下部組織により多くの税金の分配を獲得して規模を拡大し権益を増強する事に貢献し、評価されたものが省内での出世競争に勝つ。正義感や、義務感をかえりみる余裕もなく無理した結果の不当行為や、背任行為が原因ではないかと云うことである。

こうしたことが起こる主な原因は何かを考えてみると、中央省庁の人事構成にあるのではないか、それは、20代前半にいわゆる一流大学を卒業し、公務員試験に合格し就職、一生を組織の中で過ごす、一組織内で純粋培養されて、その中での出世競争に打ち勝ったものが人材と云われ最高管理者になる。これではわれわれのサービス機関としての役割を果たせないのは明らかである。

各省庁を解体する、これでは行政が成り立たなくなる、それが「自民党を解体する」と云ったスローガンとの違いであり、支持されなかった原因であろう。必要ならちょっとした法律の手直しが必要か知れないが、各省庁間での人事交流を義務化する、少なくとも上級管理者になるためには複数の省庁に勤め、サービス機関としての共通の実績を積み上げ評価された人材を起用する。もちろん、過去の業績評価の客観性と透明性を確保することを前提として任命権者をどこに置くかも大切である。

こんなことを個人レベルで考えるのは笑い話となるのであろうか。

2件のコメント leave one →
  1. 不明 のアバター
    疎林 permalink
    2008/09/22 07:50

    私は、この総裁選を、先生とは別の捉え方をしています。これ以上、借金を増やすか、否かだと思っています。諸々の言い訳はありましょうが、これまで延々と続けてきた結果が今の状況だと考えています。この先、これまで同様の施策が行われ、はたしてどんな結果が出るでしょうか。同じ経緯をたどることは明々白々なことではないでしょうか。確かに、万人受けはするでしょうし、被害者を生まない心地よさはあるでしょう。しかし、その甘い言葉だけで一国の運営ができるわけもありません。今は、歯を食いしばっても、、過去の負の遺産を整理すべきだと思います。積み上がった膨大な債務を解消するべきです。人気取りに走り、そのつけは次の世代に送る。はたしてこんなことが許されていいものでしょうか。今の社会構造を巧みに利用した詐欺的手法だと感じています。それを見抜く庶民の目が必要ではないでしょうか。同じ失敗を繰り返すことが、どれほど愚かなことかということは、社会を先導する人達が等しく持ってこそ威力を発揮するのではないかと考えています。先生には、今一度考慮頂きたいと考えています。

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  2. 不明 のアバター
    敏朗 permalink
    2008/09/22 11:48

    忘己疎林  様
    コメントありがとうございました。
    ご意見のように、確かに今日の状況は政治と行政のちょっとした手直しではどうにもならないところに来ていると云う事には同感です。
    ただ継続性を考えるとき、国の行政・運営にはある種技術的な要素もあり、専門職として養成された官僚も必要である様に感じて書いてみました。
    いずれにしても、私は国の行政の全般について意見言えるほどの勉強はしていませんし、その能力もありません。ただ官庁組織の人事について気になったところを書いたつもりです。
    その根拠は、40年前アメリカの大学で研究者として働いていた時、人事のやり方には興味があり管理職の人からいろいろ話をしてもらいました。アメリカには連邦政府の管理する国立大学はなく、州立大学と私立大学はそれぞれの方式で大学独自に管理しています。
    たとえば、ある大学では、大学の教員人事について、自分の大学で学位をとった人物をそのまま残さない、自分の大学で採用したければ、同等以上の他の大学で評価されてから呼び戻す、一流の大学では、生涯一大学でという人は少ないように思います。日本でも、現在理系ではこの傾向が進んでいます。これが大学の活力と、国際的に通用するレベルを維持するのに必要と考えられています。
    官僚の世界でも、国際化された現在、”日銀総裁 いくつかの中央銀行総裁 その経歴の違い”(3月23日08) に書いたように、その国の運命を託す官僚のトップは、国内ばかりでなく、国際的に理解される経歴を持ち、個人として対話のできることが必要で、そのためには、知られた大学の学位を持ったり、他の機関で業績を上げたり、その間いろいろな組織に友人を持ち説得力のある人物が望まれると思います。現職中に天下り先を見つけなければ組織から離れたらただの人では困ります。
     
     
     

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