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世代別生涯サイクルと日本のGDP

2008/04/23
GDPで見る社会貢献度グラフ

GDP:  国内総支出

 

世代を10年ごとに区切って、それぞれの世代について、成長・教育期のGDPと生産活動期間のGDPを比べてみた。人生第一段階の0歳から20歳までのGDP総額は、一方的にサービスを受けた期間の社会環境の状態を表す指標として、20歳から60歳までの40年間は、GDPを生み出した活動の期間として比べてみた。右の図は生産期間の総GDPと生育・教育機関の総GDPとの比で、もし全期間にわたってGDPが一定ならばこの比は2.0となるはずである。

これで見ると、2000年に60歳以上となった現退職者世代は際立って日本の経済活動の向上と社会資本の蓄積に貢献してきたことが分かる。また、現役世代40歳以上は20歳までに社会から受けた経済的恩恵に恵まれていた事がうかがわれる。

GDPデータは内閣府*のデーターベースによるもので、期間1955年ー2000年のものを用いた。したがって、データ期間が不足するので、右下図のように、GDPの対数時系列の日本のLogGDP回帰直線を用いて外挿することにより1940-2020年までのDPG時系列を 作成した。1945年日本の敗戦時には、社会資本はほとんど無いに等しいと思われるがこの期間は1955-1972年のトレンドで外挿し、2000年以降は1990-2000年の回帰直線で外挿した。いずれの場合も上限値として見た場合それほど誤りはないように思う。

現在、高齢者医療保険など高齢者の社会制度について、計画・立案した現40歳以上の高級官僚の皆さんは、自分たちの恵まれた成長期とその後の社会貢献の実績について考えてみたことがるだろうか。

このような社会現象について研究をした経験がない上に、すでに知られている文献を調べたわけでもなく、データソースも詳しく検討していない、世代別の人口変動の効果も気になる、いわば思いつきのこのような分析の手法が社会科学としての欠陥のある恐れはあるが、一人の老人の現実的な感覚とはよく一致しているように思われる。

*データ・ソース: 統計情報・調査結果・内閣府・国民経済計算・旧基準計数・概要項目別時系列表・実質暦年ファイルより。 http://www.esri.cao.go.jp/

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