日銀総裁 いくつかの国の中央銀行総裁 その経歴の違い
歴代の日銀総裁の経歴を調べないで云うのは少し軽率かもしれないが、前総裁は、東大法学部の学部(Undergraduate)卒業後日本銀行だけの職歴である。また福田首相の推薦した武藤敏郎氏も東大学部卒、大蔵省純粋培養の職歴だけである。それと比べようと、欧米の中央銀行の総裁相当者の経歴をそれぞれの国の公式サイトの英文webで調べてみた。それぞれの経歴の中で、研究者、学者、大学教授としての学歴を挙げてみると。
アメリカ: Dr. Ben. S. Bernanke, 1975.ハーバード大学卒、 1979.Ph.D経済学:MIT、1979-83.助教授:スタンフォード大学院、 1983-85.教授:プリンストン大学、その他 -1993.教育者としての経歴は1993ニューヨーク大学、その間MITに1年間、1994-96.教授プリンストン大学。専門:経済学。
イギリス: Professor Mervyn Allister King: ケンブリッジ大学、ハーバード大学、客員教授:ハーバード、MIT、1984.教授:ロンドン大学経済学。専門:経済学。
ドイツ: Professor Axel A Weber: Constance大学学部卒、学位:Siegen大学(ドイツ)、助教授:Sirgen大学、教授:ボン大学、教授:Johann Wolfgang Goethe大学(フランクフルト)、教授:Cologne大学(ドイツ)。専門:経済学。
オランダ: Dr. Nout Wellink , 1961-68.ライデン大学、学生及び研究員、オランダ法律学、学位:1975.Erasmus大学(アムステルダム),二番目の教育として(sciece steram)科学に集中した研究コース(babylon辞書)を完了している。
フランスも調べたが公式webでは見つからなかった。
この経歴から見る限り、日銀総裁がグローバルな経済学の専門家としては評価できないことがわかる。大学学部4年を卒業し実務の経歴だけ、それも生涯一つの組織だけではとても専門家としての経歴にはなりえないというのが常識と思う。いくら東大が難関であったとしても、それは日本だけの話で、文系Undergraduateの学位はB.A.、学究者としての共通のコミュニティーには入れない。欧米では、学歴は日本と比べられないほど重視され、学部卒は一般人と同じMr.と呼ばれ、Dr.やProfessorとは呼び方からして違う。上記の例は偶然かもしれないが、欧米各国が中央銀行総裁に研究・教育経歴の豊富な人材を起用するのは、学問は国境を越えたグローバルな情報交換に基づいて行われ、人脈も国際的である厳然たる理由があるからであろう。欧米式民主主義国を自負する日本だけが異質であっても良い理由が知りたい。