国の医薬品安全行政は科学的なデータに基づいて行われているか ?
今日のニュースで 「タミフル」 の異常行動との因果関係についての研究班の発表があった。結果は、因果関係が無いとの分析ばかりか、タミフルを服用した人の方が飲まない人より異常行動のリスクが大幅に減った。このような結果報告を受けても、薬事審議会は現在の10代の使用制限を継続するという。昨年のブログにも書いたが、何人かの医師の意見として、異常行動はタミフルのせいではなく、高熱による脳の働きの異常が原因ではないかとの意見があった。また日本以外では、タミフルの異常行動の報告はなく、日本でも、医師からの正式の副作用報告でなく、いわば風評をマスメディアが取り上げたことに動かされた国の規制では無かっただろうか。とすれば、単にタミフルの使用制限処置ではなく、インフルエンザと異常行動の関連性の研究と、その防止処置の研究を進めるべきであろう。たとえば、解熱剤を使用して体温コントロールをきちっとするなど。
昨日のブログの続きであるが、市販薬剤名 「カルデナリン」について、日本政府のNIHSデータベースで調べてみた、その結果薬剤名「メシル酸ドキサゾシン」では22件がヒットしたが、薬剤名[doxazosin mesilate]では該当無であった。 アメリカのNIHデータベースでも、[mesilate]は該当無だったが [mesylate] の間違いではないかとのメッセージが出て、このキーワードで検索したら33件ヒットした。日本のNIHSのデータに記載されている一般名:[mesilate]はどこから来たか、ヨーロッパ言語がソースかもしれないと思い、イギリスの Electronic Medicines Compendium データベースで[Doxazosin]を検索したら9件ヒットした。その最初にリストされている 商品名”CARDURA”の本文に、主成分名を {doxazoshin MESILATE] から MESYLATE に名前を変更したとあった。改名の理由説明は見られなかったが、このデータベースで[mesilate]を検索したら別の薬効の薬がヒットした。
日本政府のNIHSの検索機能が、自身のデータベースに記載されている薬剤名にヒットしないとはいかに不完全か、またグローバルに使われている薬剤名の記載がないのも無責任である。なお、この薬は、日本では血圧降下剤として認可されているようで、前立腺肥大症に薬効のあることに言及していないが、MedlinePlus, eMedicines何れも前立腺肥大症の緩和剤としての記載がされている。また、白内障の手術を受けるときにはこの薬を使用している場合には事前に医師の指示を受けるよう注意している(CARDURA,Pfizer)が、今のところ日本のデータでは見当たらない。
来年には、白内障手術を受ける予定にしているので、これから詳しく文献を当たってみようと思う。
Medicines.org.uk http://emc.medicines.org.uk/