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薬害C型肝炎 国の責任 医者の責任 日本政府の医療情報の公開度

2007/12/25

薬害C型肝炎の被害者を一律救済するための議員立法に向け動き出すことが一斉に報道されている。このような医療災害がどうして起こるのだろう。

物事は、一つだけの原因で起こる場合はまれで、いろいろな要因が複合していると思われるがその例として、日本政府の薬の副作用に関する調査または広報の機関を探した。 市販されている薬の公的医薬品安全情報 国立医薬品食品衛生研究所 http:/www.nihs.go.jp/dig/jindex.html のウエブを調べてみた。 ホームページから 医薬品情報ガイド→患者向け情報→一般用医薬品のおくすり検索に進む、 ここで検索条件 たとえば 製品名: ザイロリック、 成分名: Allopurinol、 症状: 痛風 などのキーワードを入れたが何れもヒットしない、 どうも処方箋薬はこのデータベースでは見られないようだがどこにもその記載はない。そこで医薬品医療機器情報提供ホームページの医療関係者向け→医薬品関連情報→添付文書情報→医療用医薬品の添付文書情報までクリックを進めて、ここではじめて検索画面が出た。 検索窓の一般名に販売名、たとえば、「ザイロリック」と入れてみると初めて情報が出た。 この薬の一般名、「アロプリノール」を入れると31件の販売名が出るが、「Allopurinol」を入れると4件しかヒットしない、しかし本文中の有効成分を見ると何れもAllopurinolとなっている。科学的データベースとしては理解できない不完全さである。

ためしに、アメリカの患者向け情報 MedlinePlusでみると ホームページの検索ボックスに [Allopurinol] と入れると直ちに67件のデータにヒットする。 アメリカ政府機関であるNIHのwebからは、薬の作用、効能、副作用情報まで情報源のURLを明らかにしてリストされている。 http://www.nlm.nih.gov/medlineplus/druginformation.html

日本政府の情報検索システムをアメリカの場合と比べてみると、情報に到達するのに非常に困難であり、しかも患者には処方箋薬の情報を知らせない様にしているのはのは不可解である。    このような現象は、医療は病人自身の問題であるという視点からではなく、政府監督官庁や、医師会、医薬産業のものであり一般には知らせない体質にあるように思う。世界中の医学会レベルの情報がインターネットで得られる現在、医療知識は医療関係者のみが独占できる時代ではない。医療関係者は、総合的な医学判断の出来ない一般人に情報を知らせることが危険だと言いたいだろうが、何も知らせないほうがもっと危険であることをこれらの薬害事件が物語っているのではないか。

前にも書いたが、治験薬の日本での医師からの副作用報告が外国の事例に比べて極端に少ない事実、これを裏付けするデータを見つけた。世界中の薬の臨床試験地図を見ると、日本の研究数は、南アジアに次ぐ世界最下位である。日本の人口、医療産業の規模の大きさから見てこれはあまりにも不自然である。このような、非科学的な医療体制が、薬害エイズやC型肝炎医療災害に結びつくのではないだろうか。 下図は Studies on Map, Map of All Studies in ClinicalTrials.gov,  U.S. National Institutes of Healts からのコピーである。

ClicalTrials_

Clinical Trials.gov    http://clinicaltrials.gov/ct2/search/map?/map=

日本のマスメディアは、いたずらに、政治家の言葉尻を捕らえてあげつらうのではなく、しっかり根拠がどこにあるか勉強してほしいとつくづく思う。

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