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カリホルニア南部の山火事と ハリケーンカトリーナ

2007/10/24

 現在、CNNニュースでは山火事のニュースを連続して放映している。サンタバーバラからサンディエゴまで、山の手の森林の中に点在する高級住宅地域があり、比較的豊かな人たちが住んでいる。先ほどのニュースでは90万人以上の住民に避難命令が出ていると報じていた。多くの避難民に対するインタビューや避難所の画像が出ているが、2005年のカトリーナの時と比べると悲壮さがない。カトリーナの場合は、ニュースに取り上げられていた被災者は貧困層の場合が多く、避難する手段を持たない人たちであった。その意味は、アメリカでは、自分の車と、クレジットカード(銀行口座)がなければ、別の地域に移動することはほとんど不可能である。これらがなく、その日に働いたパート収入の現金で生活している人たちは、地域の崩壊と同時に生活の基盤がなくなることである。

それに比べると、現在被災している人々のインタビューの内容は、家族の思い出の写真や、家具が失われたこと、ペットの安否の話である。中流以上の市民は、当分自宅を離れても生活出来る経済的信用と、親戚などが広域に分散している場合が多く、家屋なども保険に入っているので生活の基盤の崩壊にはつながらない。

もうひとつ、アメリカでは、納税者意識が強く、高額納税者の多い地域には、税金で賄われている地方自治体の組織、警察や消防署は精いっぱい働く、今回の山火事では消防士の献身的な働きが報道され、警察活動も機能しているようだ。 州知事や、大統領の反応も速い。 ニューオリンズ場合、税金を納めていない貧しい被災者には、政府組織は無関心であり、警察も住民の役に立たない、一部のマスメディアのキャンペーンが世論に訴えたことでやっと救援活動活動が動いたことでもわかる。

多民族、教育の背景の違い、多様な価値感をもつ人々のアメリカ、唯一の連帯感は、税金を納めることにより行政からその見返りとしてのサービスを受ける、これだけといったら過言だろうか。

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サンタバーバラの森林地帯の友人のサマーハウスとバックヤードのレモン畑の前で その家族と  1976年8月

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