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高速度の事故原因 NHKニュースより

2007/09/05

先ほどのNHKニュースで、8月13日東名道路で起きた観光バスの追突事故原因についての検証実験を見た。高速走行時の運転者の視野の動きを測定したもので、追突場所には道路上に横断電光表示板があり、運転手はそれを見ていたために表示板近くの渋滞で停止していた末尾の小型車の存在が視野に入らず、気がつかなかったのが原因との結論であった。高速走行では、視野が狭くなることは、多くの計測実験ですでに明らかなことで、このような人間の特性を無視した表示板の存在が必要であったかどうかの検証がない。相変わらず運転手のわき見運転とか、速度違反といった結論で終わっている。

自動車交通先進国の、アメリカ、ヨーロッパの道路を運転してみて、日本と際立って異なる点は、これらの道路には運転に必要な最小限の情報を示す標識以外、無駄な標識が無いことである。運転者は天候の変化や渋滞状況により自己判断で運転しているはずで、実情に合わない広域の速度規制や、注意や標語がどれだけ安全に寄与しているだろうか。先の事故もおそらく、電光表示板がなければわき見することはなく悲劇的な事故は起こらなかっただろう。

交通事故は巻き込まれた人全体の悲劇であり、加害者の過失を追及しても事故は減るわけでもなく、重要なことは、人間工学的に合理的な道路管理をすることにあると思う。

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