芝生のある風景 水田の風景
2007/09/04
夏欧米を旅行すると日本ではめったに聞かれない音を聞く。芝刈り機の音である。
特にアメリカの住宅地では、夕食後や土曜日の朝、あちこちでエンジン芝刈り機の音が聞こえてくる。どこの家にも芝生があり、芝生の手入れをすることがよき隣人の証である。
芝生はもともとイギリスでは、牧場のイメージを庭に持ち込んだものと聞いたことがある。そう云えば、スコットランドで、広大な園内に羊が放し飼いされている庭園を見たことがある。
アメリカでは、社会的に成功した人の一つの夢として、田舎に農園を持ち馬を飼ううことと聞く。アメリカの大統領が外国の要人を、親しい友人として招く演出として農園を利用しているのをニュースで見る。
日本の庭園は、様式、芸術性、繊細さ、どれをとっても世界に冠たるものとして欧米の知識人の間では知られている。ただ、宮中や神社にはあるようだが、日本式庭園に水田が組み込まれていないのはどうしてだろう。蓮や、睡蓮、菖蒲など水生の植物を庭の植生としているのに、日本人の米に対する思い入れは絶対でり、水田の美しさは、単に風景としてだけでなく、宗教的な心情もあったと思うが、庭園に取り込む発想が生まれなかったのを不思議に思う。
右は、実り始めた水田を前面に、背景に小公園を取り入れた日本の風景。
この画面全体を庭園として見られないだろうか。 上の映像は Old Westbury Garden NY の庭園の芝生とその背景。
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