政治家の失言 ジョークになる失言とならない失言
2007/02/01
今日もまだ柳沢氏の話題で持ちきりだ。
この件を見て二つの失言を連想する。
柳沢氏の場合、戦前の社会ならいざ知らず、現代の日本人の一般的概念として、女性を子供を生む機械だという発想はないと思う。
このような場合、柳沢氏が、支援者の前で、つい気が緩んで不用意な発言をしたと思ったら、抜き差しならなくなるような言い訳で取り繕はないで、最初の失言をジョークに掏り替える話術があって、落しどころに、安心して子供が生める社会にするのが私の使命ですと云うような修復をする余裕が無かったのかが不思議に思う。
確かに、我々は言葉尻に固執して、ジョークが通じない社会なので、難しいかも知れないが、政治家としての資質に欠けていると思わざるを得ない。殆どの政治家が、重要な場面では原稿を棒読みすることが理解できるように思う。
アメリカの次期大統領候補として有力であった、ジョン・ケリー氏がどこかの大学で、学生の前で、勉強しなければ兵隊として「イラクに送られるぞ」と言った、励ましとも云える言葉を発して政治生命を絶たれた。このことは、アメリカの徴兵制度では周知の事実であり、あまりにも現実のことで、ジョークや例え話に掏り替えることの出来ない深刻な問題であったからと思う。前大統領のクリントンや、現大統領ブッシュも、ベトナム戦争末期に徴兵適齢期で、何れも合法的に徴兵を免れる能力を持っていた。ケリーはベトナム戦争に従軍したので、そのことから発言に油断があったかもしれない。
以上は、軽率な発言を重大事件にしてしまったことと、重大なことを軽く見た誤りの例とはいえないだろうか。
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