名阪国道逆走事件
2006/09/12
新聞記事によると、9月10日の東名阪事故は、第一事故車ガードレールに衝突し走行車線上で反転たところに後続車が衝突、2名死亡4人が重軽傷の事故原因のようだ。
「高速道路のガードレールが事故を大きくする」、防災の日に書いた懸念が不幸にも典型的な形で起こった災害である。
最近、車の飲酒事故が取り上げられている中で、新聞は「逆走トラック、飲酒か」の大見出しとなるのは仕方が無いとして、巻き添えで死傷した災害を受けた人たちに対する社会的救済の問題、事故を拡大した道路構造や管理の状況には一切触れていない。
事故車は、最初左側のガードレールに衝突したとのこと。ガードレールが無かったら、ガードレールがあっても路側帯がもう少し広く、ガードレールの位置が走行路面より低かったら、等々、巻き添え被害の確率を下げる構造上の配慮があったか。これは道路設計者や運行管理者の責任である。
これが、飛行場や鉄道であれば、個人の人為的なミスが引き金になった事故であっても事故原因調査と施設管理者の責任追求が行われる。巻き添えで受けた被害者には保障を求める道も考えられる。
交通災害は、誰でもが遭遇する最も身近な脅威であるにもかかわらず、第一行為者の断罪だけで当然とする社会心理は何処から来たものであろうか。
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