コンテンツへスキップ

最後の晩餐を見て イタリアの旅での注意

2006/04/20

レオナルド・ダ・ビンチの最後の晩餐を見て: サンタ・デル・グラーツエ聖堂

Last Supper: Leonardo da Vinci, S. Maria delle Grazie, Milan.

最後の晩餐を見るのを最大の目的にして、ミラノに5日間の宿泊を取った。ホテルの案内デスクに電話で参観の予約を依頼したが、電話が話中でなかなか通じない。3日の朝になっても予約が取れないというので直接出かけることにした。

案の定、チケットオフィスの入り口には Sold out の立て札があったが、予約状況を聞こうと中に入りデスクに話したら、そこで待てと言われ、5分ほどしたらチケットを2枚、コンピュータで打ち出し私たちにくれた、何時にここに集まるのかと聞いたら今すぐだと言われ、20数人待っている場所に行くよう指示された。なんという幸運だろう、25人ほどの集団で、最後の晩餐が飾られている修道院の食堂に案内され、15分ほどの時間が与えられ、自由に鑑賞することが出来た。

終わって中庭に出ると、別の案内オフィスが見えたので行ってみた。最後の晩餐の壁の裏側を見るかと言うので案内してもらった。第二次大戦で破壊された壁の修復、補強構造や、環境保全のためのエアーコンデショナーの設備など、保存状況を説明してくれた。

チケットオフィスで待っている間に、アメリカ人らしい観光客が予約状況を聞きに来ていたが、2日後にしかないと言われあきらめて出て行った。おそらく、私たちの場合、タイミングがよく、予約時刻までに来ない人がいてその分をまわしてくれたと思う。チケットは料金の欄が”0”と印刷されていて無料であった。本当にラッキーだったのと、言葉すくなに、しかし自己の裁量権でチケットを発行してくれたディスクの女性の配慮に感激した。

公平さとか、規則を守るのは大切なことだが、ヨーロッパでは、接客係の人にかなりの裁量権が認められていて、臨機応変の対応に助けられたことをほかでも何度か経験している。教養とか品位のよさを重視するヨーロッパ文明は、そういったところに現れるのであろうか。

食堂の写真は案内書:Electa, http://www.electaweb.it より。

注意: 私のブログを見ていただいている方で、イタリア旅行を考えている方にご参考になるかと思い書きますが、あまり知られていないことで、イタリアでは無届滞在期間が最大8日間(2003年の時点で)です、8日間を超える滞在を希望する場合には警察の許可が必要です。ローマで許可証をもらうために中央警察に行きましたが、観光客用の窓口は無く一般の長期滞在者と同じ取り扱いで、申請書を準備し翌朝7時より並べと言われました。これは不合理と思いオフィスの中に入り、私服の係官に聞きましたがやはり観光客も同じ取り扱いと言うことでした。ただ、そんなことで1日つぶしたくないので無届で2週間滞在しましたが心配した出国のパスポートチェックでは何も言われませんでした。

EUの国からイタリアに入国するとき、パスポートチェックが無いのでイタリア入国の日を証明できる航空機のチケットなどは保管しておいた方が良いと思います。

2件のコメント leave one →
  1. 不明 のアバター
    Taro permalink
    2006/04/22 20:54

    TIです。なぜか名前が入力できませんでしたので、名無しで失礼します。
     
    イタリアでの滞在が8日間だけとは初めて知りました。これは旅行者には不便ですね。
     
    >ヨーロッパでは、接客係の人にかなりの裁量権が認められていて
    これは同感です。結構融通が利くことが多くて、マニュアルお役所主義の日本が残念に思えることがあります。

    いいね

  2. 不明 のアバター
    敏朗 permalink
    2006/04/23 01:39

    TI さん コメントありがとうございました。
    イタリアの滞在期間については、日本政府の「海外安全ホームページ」>「渡航情報を調べる」>「安全対策基礎データ」に記載されています。http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4_S.asp?id=153

    イタリア移民法によれば、イタリアに滞在する全ての外国人は、入国日から8執務日(土・日・祝日等を除いた日)以内に滞在地の警察署に滞在許可を申請し、目的に応じた滞在許可証を取得することが義務づけられています。これを怠ると国外退去処分の対象となる可能性があります。 また、ホテルを始め、外国人を宿泊させる側も、48時間以内にその外国人に関する情報を警察に通報する義務があります。短期間で各地を移動する団体ツアー旅行者は問題となりませんが、友人宅などに長期滞在する個人旅行者が突然警察に踏み込まれ、滞在許可証を掲示できなかったことから、国外退去に処せられたケースも発生していますので注意が必要です。
    このとき、アルタリア航空を利用しましたので、NRTの出発カウンターでこのことを聞きましたが知りませんでした。現地で聞いてくれとの返事、ミラノでEU入国し乗り継ぎでフランスへ行き2週間滞在し、空路ローマに入りました。ローマ警察でパスポートを見せたら、すでに違法滞在だと言われました、パスポートにはミラノでの入国日付が有ったからです。航空券のバックコピーと搭乗券の半券を見せて納得させました。
    他に、アルタリア航空は私の経験では無責任な航空会社と思っています、二度と利用しようとは思いません。この件の他に、ミラノからパリ(CDG)へ継続飛行の荷物の載せ替えがおくれ取り出せませんでした。これはよくあることですが、共同運航であるエールフランスのオフィスに2回い出向いてやっとCDGに着いていると知らされたが、ホテルへの配達は到着から4日目でした。日本に帰ってから、IATAのWebで見たら、荷物は次の日にCDGに送られている事が分かりました。嘘をついたことで受けた損害を、アルタリアに請求したのですが、結局、スカーフなどのイタリアの品物5万円相当の「お詫び料」が送られてきてうやむやに終わりました。

    いいね

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください