高齢運転者は本当に危険か
高高齢運転者は本当に危険か?
道路交通事故が原因での死亡者数の各国比較
運転可能年齢を若年層(15-29)、壮年層、高齢者層(60歳以上)いずれも男性について、人口10万人中の死者数で表したデータベースによる。
国名 若年層 壮年層(45~59) 高齢者層
フランス 35.9 18.0 19.3
ドイツ 27.1 12.1 12.2
イタリー 33.7 13.5 17.3
スペイン 34.9 24.7 26.7
イギリス 15.1 9.4 10.0
アメリカ 34.5 22.0 27.5
壮年層(30~44)
日本 16.6 8.9 24.6
韓国 26.4 29.7 86.9
中国 31.9 29.2 42.9
ブラジル 44.3 53.2 63.4
最も顕著な特徴は、車社会先進国の欧米では死者の最低年齢層が45~59才で高齢者層の死者数がわずかに多い程度に対し若年層の死者数が際立って多い。一方、日本を含めアジア、中南米の各国は高齢者層の死者数が圧倒的に多い。
このデータベースは、運転者が起こした死傷者数ではないので推測であるが、車社会先進国では若年層が圧倒的に事故死者が多い。また、事故の最も少ない年齢帯は、先進国では45~59才に対し、後進国では30~44才であり、事故原因を加齢に原因すると見るのは間違いであろう。
日本などで高齢者層に最も死者数が多いが、これは、車社会になってからの歴史が浅く高齢者が車交通に対応しきれていないのが原因と思われる。
日本もやがて欧米式に中・高齢者層の事故率が低下すると見られ、最近、高齢者の運転人口が増えたために事故が目立つようになっただけで、高齢者層の運転を禁止するようなことになれば。やがて、欧米式になったとき、若年層の運転も禁止しなければならなくなる。
交通問題に関しては、データに基づく科学的研究が大切であろう。
Source: WHO mortality database as of August 2003.
9:50 訂正
14:30 年齢別グラフを追加した。 日本、韓国以外では、75歳以上でも若年層と同じくらいの事故率である。
Nov29 グラフ訂正