遺跡の修復に情熱を燃やすピエール・カルダン
2005/10/23
先ほど BBC Worldで、あのピエール・カルダン(82)がマルセーユ近くのラコストの古城と、隣接するローマ時代の劇場の遺跡を買い修復を始めているインタビュー番組を見た。
ラコストの古城のオリジナルは11世紀のもので、すでカルダンは一部改修して自分の住居にしている。余り快適そうには見えなかったが、その地下には拷問に使った未修復の部屋もあり、インタビュアーの女性に冷かされていた。ローマ時代の劇場の修復には特に力を入れようとしている様子だった。
82歳の情熱、若いときには最先端の創造的事業をしてきた人の、ごく自然な態度でインタビューを受けていた晩年の姿に感銘を受けた。ヨーロッパ人が夢見る老後の理想を具現化している例であろう。
スエーデン、フランス、イタリア、スペインを旅してヨーロッパの人たちが、古い文化財を上手に現代の生活に生かしていることを知った。今も生活が営まれている、スラム化していない旧市街もそうだが、各地に、一時代放棄され荒れた修道院や、お城、貴族の館などの内部を、現代の快適な空間に改造したホテルがあり、その幾つかに宿泊した。古い調度品などをうまく使って雰囲気を出している。
我々も古い文化を受け継いでいるが、現代に生かしていないような気がする。
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